夏こそ腸活!~腸内環境を整え熱中症になりにくい体を目指す

暑い夏は熱中症に気を付けなければいけません。

熱中症対策としては、水分をこまめに摂ることや塩分の摂取、丈夫な体を作ることが大事とされています。

腸は熱中症とは関係ないと考えている人もいるでしょうが、実は腸内環境の悪化によって熱中症になりやすくなる可能性があります。

熱中症になりにくい体を目指して暑い夏も楽しく過ごすためにも、熱中症になる原因を知り、夏こそ大切な腸活について考えていきましょう。

夏は熱中症に注意!

夏 熱中症 注意

熱中症で病院に搬送される人は毎年多くいます。

例え家の中で過ごしていても、熱中症になるケースはあるので、日ごろの生活を改めて体の調子を整えることは非常に重要でしょう。

なぜ、熱中症になってしまうのか、その理由としては体調を崩しやすい夏の環境が関係しています。

普段であれば、発汗などによって体の中に溜まっている熱を調整することができますが、体調を崩していると体温調整がうまくいかず、体の中に熱が溜まってしまい熱中症に陥りやすくなってしまうのです。

夏バテ 起こしやすい

特に、暑い時期は夏バテを起こす人が多くいます。

室内と室外の温度差や、発汗によるビタミンやミネラル、水分不足、不眠や水分の過剰摂取など、様々な症状を引き起こすことで栄養不足や自律神経が乱れ、夏バテになると考えられています。

そのため、熱中症にならないためには自律神経の乱れを改善することが、何よりも大切になります。

自律神経は、内臓器官や血管を調整するために必要不可欠な神経のひとつで、交感神経と副交感神経の2種類があります。

交感神経が優位になると活動的に過ごせ、副交感神経が優位になるとリラックス状態になり、このバランスが崩れてしまうとコントロールがうまくいかずに体に様々な不調を与えてしまいます。

腸内環境 腸内フローラ

一方、腸は食べたものを消化し、栄養を吸収する場所です。

腸の動きが正常であれば、腸を収縮して排便を促す「蠕動運動」を促せますが、自律神経が乱れて交感神経が優位になると、腸の動きが停滞する性質を持つため、蠕動運動がうまくいきません。

その結果、腸の動きも低下してしまい、腸内環境にも悪影響を及ぼし、下痢や便秘といった不調を引き起こしまうのです。

腹部の不快感からストレスを抱き、自律神経のバランスが崩れてしまうこともあるので、ストレスの原因を無くすためにも腸内環境を整えることが大切です。

良好な腸内環境を保てれば、消化吸収も正常に行えるので全身にある細胞に必要な酸素や栄養が送られ、自律神経だけではなく免疫システムの働きもスムーズになります。

自律神経の乱れを整えるには腸活が大事!

腸活 自律神経

上記で解説したとおり、自律神経の乱れを整えれば熱中症予防に役立ちます。

そのためにも、美腸を意識し腸活を行っていきましょう。

ここから、どういった方法で対策を行えば良いのか解説していきます。

食事で整える

食事 腸 整える

腸内環境を整えるためには食生活を見直しましょう。

水分摂取の重要性

水分摂取 腸活 重要

腸内環境を整えるためにも水分の摂取は欠かせません。

固くウサギのようにコロコロとした便は、水分が足りていない証拠です。

水分を摂取すれば便を柔らかくできるので、1日1~2L程度の水分摂取を心掛けてください。

朝 水分摂取 腸活

また、寝ている間は汗をかきやすく、個人差はありますが、約200mlの汗をかくと言われているので、朝起きた時に水分を摂取するようにし、胃腸の動きを活発にしましょう。

ただし、水分が不足しないようにと水を飲みすぎてしまうと、胃液が薄まってしまい胃の機能が低下してしまいますので注意が必要です。

その結果、食欲不振を引き起こし栄養不足に陥ってしまうので、飲みすぎないよう注意してください。

水分過剰摂取 下痢

また、水分の過剰摂取が原因で下痢になる可能性もあります。

下痢になると、早く治そうと水分の摂取を控える人もいますが、下痢によって体の中にある水分が出てしまうため、補給をしないと脱水症状を引き起こしてしまいます。

さらに体調が悪くなってしまうため、失った体液を元に戻すためにもイオン水を飲むなどして水分補給をしてください。

乳酸菌の重要性

乳酸菌 腸活 重要

腸内環境を整えるためにも「乳酸菌」を摂取するとよく、乳酸菌が多く含まれている食べ物としては、以下がよく知られています。

ヨーグルト
チーズ
漬物
キムチ
納豆、など

また、味噌や醤油などの調味料にも含まれているので、料理をする際に積極的に使用するとよいでしょう。

オリゴ糖の重要性

オリゴ糖 腸活

オリゴ糖は乳酸菌のエサになるので、積極的に摂取すれば、乳酸菌を増やすことに役立つでしょう。

玉ねぎ
大豆
ごぼう
ねぎ
アスパラガス
ニンニク
バナナ、など

オリゴ糖は上記の食材に含まれていますので、毎日の食事に取り入れて腸内環境を整えていきましょう。

食物繊維の重要性

腸活 食物繊維

食物繊維も乳酸菌のエサになる物質です。

腸内にいる善玉菌を増やすためにも、不溶性食物繊維や水溶性食物繊維をバランスよく摂取し

、腸内環境を改善してください。

それぞれの食物繊維が含まれる食材をご紹介します。

不溶性食物繊維
根菜
豆類
いも類
玄米、など
水溶性食物繊維
フルーツ
海藻、など

ストレスは大敵!腸にも悪影響が

ストレス 腸活 影響

ストレスがかかると、腸にも悪影響を及ぼし自律神経が乱れてしまいます。

腸を健やかに保つためにも、ストレスを感じさせない生活を心掛けましょう。

休息の重要性

休息 睡眠 腸活

夜型の生活を送っている人は多いでしょうが、副交感神経を優位にするためにも早めに寝ることを心掛けましょう。

最低でも0時ころまでには眠りについてください。

リラックスタイムの重要性

リラックス 腸活

1日の終わりを落ち着いて過ごすためにも、リラックスタイムを設けましょう。

読書をする、好きな音楽を聴いて過ごすなど、自分なりのリラックス法を見つけて、心地の良い睡眠へとつなげてください。

適当の重要性

適当 思い込まない

便秘に陥ると、いつ排便をしたかを分かりやすいようにカレンダーに記す人もいます。

しかし、「○日も排便がない」などと気にしてしまう原因となり、かえってストレスを感じてしまうため、悪影響を及ぼす可能性があります。

便秘になると出ない日を気にしてしまいがちですが、適当さがあることでストレスを感じずに過ごせるので、あまり気にしないことが大切です。

腸活に最適なエクササイズもある

腸活 エクササイズ

運動は、自律神経に良い影響を与えますが、運動が苦手であると続けるのは難しいと感じ、それらがストレスとなり自律神経にも悪影響を与えてしまいます。

そのため、リフレッシュできる程度の体への負担が少ない軽い運動を心掛けるとよいでしょう。

おすすめは自宅でもできるエクササイズで、足を肩幅程度に開いて手を腰の位置に置き、腰を回転させるエクササイズは蠕動運動の活性化におすすめです。

適度な運動 ウォーキング
その他にも、リラックス作用のあるヨガは、ネットからポーズを簡単に検索でき、自宅でもできるので積極的に行ってみましょう。

また、ウォーキングも運動が苦手でも始めやすいスポーツのひとつです。

1日9000歩以上歩くことが望ましいですが、無理をせずに少しずつスタートし、徐々に歩く距離を伸ばしていきましょう。

家の近くを歩くだけでも良いですが、自然を見ながらのウォーキングは癒しの効果もあるので、週末に遠出をしていつもとは違うコースを歩くのもおすすめです。

熱中症にならないためにも、夏の腸活は自律神経を整える生活習慣を心掛けましょう。

ただし、無理をしてストレスを溜めないことが肝心で、食生活の改善なども一気に変えるのではなく、少しずつ変えていくなど、工夫をしてできることから始めていくことが大切です。

食事やストレスの発散、適度な運動によって自律神経のバランスが整うので、上記でご紹介した方法を参考に腸活をスタートさせてみてください。

腸活で熱中症予防をして、思い出の多い楽しい夏にしていきましょう。

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