2分で出来る!~便秘解消方法まとめ

便秘になってしまうとお腹が張ったり、痛くなったりするだけではなく、イライラしてしまう等様々な弊害が出てしまいます。

そんな便秘は誰でもすぐに解消したいと思うものです。

そこで今回は、便秘解消に役立つポイントや便秘によって生まれる弊害、便秘解消に役立つ食生活、腸のマッサージについてご紹介します。

腸のマッサージは簡単で手軽な便秘解消方法としておすすめなので、悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

便秘解消するためのポイント

便秘 トラブル

基本的に便秘の原因は大腸内のトラブルであるケースが多く見られます。

大腸に飲食物のカスがずっと溜まっていたり、水分が腸壁に吸収され過ぎて便が固くなってしまったりといった理由が考えられます。

また、大腸自体の働きが弱くなっている場合も便秘になってしまうので、大腸を健康な状態に戻すことができれば、便秘が解消する可能性が高いということになります。

大腸 元気
その時に覚えておきたいのが、腸はリズムを大切にしている臓器であり体内リズムが乱れてしまうと便秘になってしまうことがあります。

特に旅行先で便秘になってしまう人は、その傾向が顕著に表れているということになるでしょう。

このことから、便秘を解消するためには解消方法を知るだけではなく、規則正しい生活を送り、ストレスをできるだけ溜めないようにすることも重要なポイントだということが分かります。

便秘になると弊害もたくさん…

便秘 弊害

便秘になってしまうと様々な弊害が生まれますが、具体的にどのような症状が現れるのかをご紹介していきます。

肌荒れ

肌荒れ

便秘になると、腸内に悪玉菌が増えてしまい、有害物質が体内に吸収されてしまいます。

有害物質が血液に乗って肌に運ばれてしまうと、肌荒れの原因になります。

便秘に悩む人は自律神経が乱れ、肌のターンオーバーがうまくいかないという人が多く、便秘がニキビや張りの低下といった肌の悩みにつながると考えられています。

臭いおならが出る

臭い

おならは、水素やメタン、酸素、二酸化炭素など匂いがないガスによって作られています。

しかし、便秘になって腸内環境が悪くなってしまうと、硫化水素やアンモニアのようなきつい臭いを伴うガスが多く発生するのです。

お腹が張ったり、痛みが出たりする

お腹が張る 痛い

お腹の中に便が溜まり続けていると、ガスが発生しやすくなるためお腹の張りにつながります。

しかし、おならとしてガスを出すことができても便自体は出ていないので張りや痛みはなかなか軽減しません。

食欲がなくなる

食欲がない

便秘になるということは腸の中にたくさんの便が詰まっている状態です。

そのため食事をしても腸に送り込むことができず、食欲低下という嫌な症状まで引き起こしてしまいます。

いらいらしたり、憂鬱な気持ちになったりする

憂鬱 イライラ

最近の研究では、腸と脳が密接な関係にあることが判明しました。

偏食だったり、ジャンクフードばかり食べたりしている人は腸内環境が悪化しやすく、便秘になるリスクも高くなります。

そしてそのような人は、うつ病などの精神疾患を有している人が多いことも分かってきました。

お腹が張る 痛む

さらに、便秘でお腹が張っていたり、食事を食べたくないと感じたりすると、それ自体がいらいらする原因になりかねません。

このことから、精神的な側面への影響もかなり大きいと言えるでしょう。

便秘解消のために食生活を見直そう

食生活 便秘解消

便秘を解消するためには、食生活を見直すことが有効となるので、便秘解消のために意識して取り入れたい栄養素についてご紹介しましょう。

食物繊維

食物繊維 キノコ類
食物繊維は、腸内環境を整えるために重要な役割を持つ栄養素です。

不溶性と水溶性の2種類があり、不溶性は穀物やきのこなど、水溶性は海藻やこんにゃくなどに含まれています。

食物繊維

不溶性食物繊維は、腸を刺激する作用があり、便の量を増やす働きが期待できます。

もともと便が固めの人が摂取するとより便が固くなってしまい、便秘が悪化してしまう可能性があるので注意してください。

水溶性食物繊維は、水に溶けるため便を柔らかくしてくれる働きが期待できるため、便秘に悩んでいる人はぜひ摂取していただきたい栄養素だと言えるでしょう。

乳酸菌

乳酸菌 ヨーグルト

乳酸菌はヨーグルトや乳酸菌飲料等に含まれています。

乳酸菌を摂取することによって腸内の善玉菌の活動が活発になり、善玉菌と悪玉菌とのバランスが良くなるため便秘解消に役立ちます。

乳酸菌だけではなく、善玉菌の餌になる食物繊維やオリゴ糖も合わせて摂取すると、より腸内環境が整うのでおすすめです。

マグネシウム

硬水 マグネシウム

マグネシウムは、腸管へ水分を移動させて便を柔らかくしてくれる効果が期待できます。

硬水にはマグネシウムを含むミネラルがたくさん含まれているので、便秘に悩む人は飲んでみてはいかがでしょうか?

硬水が苦手な人は、サラダなどに塩をかけてたべることで簡単に摂取できるので試してみてください。

便秘を解消するために腸をマッサージしてみよう

腸 マッサージ

2分程度でできるマッサージでも便秘解消効果が期待できるため、ここからは効果的なマッサージのやり方ををご紹介していきます。

腸掴みと骨盤回しマッサージ

腸掴み マッサージ

このマッサージは、便が溜まりやすくなっているポイントを外側からもみほぐすものです。

骨盤を回すことで、大腸に対してより大きな効果が期待できます。

大腸が体の中で固定されているのは4ヶ所あり、その場所に便が溜まりやすくなっているため、きちんとほぐしてあげましょう。

腸もみマッサージ

①腸掴み
右手は腰骨のすぐ上あたり、左手は肋骨のすぐ下に当てて、腸を掴むようなイメージでもみほぐします。
そして、左右の手の位置を入れ替えて同じようにもみほぐしてください。
②骨盤回し
①の姿勢のまま、骨盤を大きく右回りに8回まわします。

骨盤回しは、お腹に力を入れて肛門をぎゅっと締めるようするのがポイントです。

右回りが終わったら、左回りも同じように8回まわしましょう。

骨盤回しも、左右が終わったら手の位置を入れ替えて、また8回ずつ腰を回してください。

腸さすり

腸 さする

腸さすりは、カチカチの便秘に悩んでいる人におすすめのマッサージです。

簡単に腸の動きを促すことができるので、2分で便秘解消も目指せるでしょう。

①手をおわんのような形にしてへその上に置き、手首の付け根と指先がお腹に触れるようにしながら、左右へさすります。
②しばらくさすったら、へその上で左右に動かさずに小刻みに振動させ、腸に刺激を与えてください。

小腸ほぐしもみ

小腸 もみほぐし
小腸ほぐしもみは、小腸に刺激を与えることで栄養を吸収する働きを促すためのマッサージです。

強く押しすぎると腹痛の原因になる可能性があるので、あまり力を入れ過ぎないのがポイントになります。

①手をグーに握り、指の第二関節をお腹に合って絵、反時計回りを書くようにゆっくりと軽く動かしていきます。
②円を徐々に広げながら動かしていきましょう。
③刺激する時に、へその外側にある天枢(へそから指2本分ほど外にある)という便通をよくするツボも刺激することを意識してみてください。

便秘に悩む

便秘になってしまうと様々な弊害が発生しますが、どうすれば解消できるのかよく分からないという人も少なくないでしょう。

そのような悩みを抱えている人は、今回紹介した栄養素を積極的に摂取したり、マッサージを試したりしてみてください。

自分に合った解消方法を見つけることができれば、便秘が再発した場合でも対処することができます。

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