隙間時間に押すだけ!便秘解消に効果が期待できるツボまとめ
便秘に悩んでいると、食生活や生活習慣の改善などあらゆる方法を試し、なんとか改善にしようと思うはずです。慢性的な便秘になれば、お腹の張りや不快感で気分が沈みがちになることもあります。
そんな体調不良を解消するためにも、暇な時間や家事や仕事の合間などにもできる「ツボ押し」についてご紹介していきます。
便秘解消に役立つツボや、ツボ押しをする際の注意点なども解説していくので、便秘解消に向けて大いに役立ててみてください。
便秘に効果的な手にあるツボ
まずは、手にある便秘に効くツボをご紹介していきます。
支溝(しこう)
手の甲側の手首から指4本分の場所(中央)あたりにあるツボです。
指で押した際に圧迫感のような痛みを感じます。
服を着替える時や手を洗う時など、意識して触れることで習慣化でき、便秘改善にも期待が持てるでしょう。
合谷(ごうこく)
親指の付け根と人差し指の付け根の中間あたりにあるツボです。
押しやすい位置にあるので仕事の合間でもツボ押しを取り入れやすいと考えられます。
両方の手にあるツボなので左右忘れずに押しましょう。
内関(ないかん)
手のひら側の手首から指3本分ほど離れた中央部分にあるツボです。
乗り物酔いや胃の不快感にも効果的と言われています。
手のあるツボは押しやすい位置にあるので、日常生活でも意識的に押すことで便秘解消により効果を期待できるはずです。
便秘に効果的な足にあるツボ
次に足にある便秘に効果的なツボをご紹介していきます。
上行結腸(じょうこうけっちょう)
足の裏の右足部分のみにあるツボで、かかとの上の外側を縦に走っています。
そのため、親指で押すよりも人差し指の第二関節部分でつま先に向かって揉みほぐしていくと、やりやすいでしょう。
大腸が収縮、弛緩して便を移動させやすくしてくれます。
横行結腸(おうこうけっちょう)
足の裏の中央あたりに両足を横断するように伸びているツボです。
上行結腸を押した後にそのまま横行結腸の進んでいくとスムーズにツボ押しができます。
下行結腸(かこうけっちょう)
左足の足の裏のみにあるツボで、かかとの上の外側にあるので上行結腸の反対側となります。
横行結腸を押した流れで下行結腸も押し、便の排出を手助けしてもらいましょう。
S状結腸
左足のかかと部分にあるツボです。
かかとの上を横に走っているツボなので、外側から内側にかけて押しましょう。
腎臓
両足裏の中央部分にあるツボで溝の部分にあります。
老廃物の排出を促す作用が期待でき、体の中にある毒素を排出させるためにも日常的に行うことをおすすめします。
膀胱
土踏まずのかかと部分で盛り上がりの手前にあるツボで、老廃物の排出を促す作用があるので、指の第一関節部分を活用して押していきましょう。
小腸
土踏まずから外側の一辺に広がているツボで、内臓の働きを正常にする作用や消化を促す作用を持っています。
その為、胃の不快感を解消する際にも効果が期待できるでしょう。
指の第二関節部分を使うと押しやすいです。
豊隆(ほうりゅう)
脛の少し外側で膝と足首のほぼ中央あたりにあるツボです。
便秘に効果的なお腹にあるツボ
最後にお腹にあるツボをご紹介していきます。
(てんすう)
おへその横から指2本分ほど外側にあるツボで、お腹が張っている時に押すと効果的です。
関元(かんげん)
おへその下から指4本分ほど下にあるツボで、月経痛や月経不順にも作用するため、生理による便秘に悩んでいる人にもおすすめのツボです。
中かん(ちゅうかん)
みぞおちとおへその中央あたりにあるツボで、腸の働きを抑制する作用があり、むくみなどにも効果が期待できます。
大巨(だいこ)
おへその下から指3本、そこから左右に指3本分のところにあるツボで、慢性の便秘に作用し改善効果が期待できます。
水道(すいどう)
おへその横から指2本分、そこから下に指4本分下がった場所にあるツボで、その名の通り水の通りを良くするツボです。
お腹の張りにも効果が期待できます。
ツボ押しの注意点!
ここからは、ツボ押しをする際の注意点をご紹介します。
せっかくツボ押しをするのであれば、より効果が期待できることが理想
なので、ツボで便秘を解消したい際には参考にしてください。
服装について
ツボ押しをする際の服装に関してですが、「何でも良いだろう」と考えている人が多いですが、体を締め付けるような服装は避けてください。
ツボでの力加減もしやすいので、おすすめです。
時間帯について
ツボ押しをする時間帯ですが、体内に熱を持っている時は行わないようにしましょう。
そのため、入浴中や入浴後すぐ、飲酒後などは避けてるようにし、、食後30分以内も避けた方が良いでしょう。
できれば、食後2時間以内は避けた方が良いでしょう。
始める前に
ツボ押しでは、ツボの流れに沿って押すだけではなく揉みほぐすこともありますが、その際、滑りが悪いとやりにくさを感じるでしょう。
ハンドクリームやボディクリーム、オイルなどを塗ってからスタートすると滑りが良くなりスムーズに押せるでしょう。
押し過ぎないこと
テレビで足ツボマッサージを観ると痛みを感じるまで行っていることが多いので、力を込めてしまいがちですが、押し過ぎると炎症を招く危険があります。
また、揉み返しによる痛みで歩くことが困難になる可能性もあるでしょう。
最初は適度な力で痛みを感じない程度に優しく押していくようにしてください。
押す時間
ツボ押しをする時間にも注目してみましょう。
続けて押す際には、10秒ほど間隔をあけ再度押すようにし、それを10回程度繰り返しましょう。
足裏は整えてから行う
足の裏のツボ押しをする前には、角質ケアを行ってから取り掛かりましょう。
角質が多いと固くツボ押しもやりにくいいうえに、せっかくツボを押したとしても効果が期待できない可能性もあります。
角質ケアを入念にして角質のない綺麗な足の裏になってから行うと、より効果が期待できます。
避けた方が良い時
ケガをしている時は、ツボを押した際に体に負担をかけてしまうので避けた方が無難です。
また、妊娠中や投薬中の場合も医師に相談してから行うようにしましょう。
ツボだけでは便秘が解消することは難しいと思うかもしれませんが、即効性が期待できるツボもあるので家事の合間や仕事の合間など、隙間時間にツボ押しをして便秘解消を目指しましょう。
なかには、押しにくさを感じる場所や痛みを感じる場所もあるでしょうが、そんな時には、体に負担を与えないためにも無理に行わず、違う部分のツボ押しを行いましょう。
日常的に行うことで、慢性的な便秘に効果が期待できるはずでので、上記の注意点を守って便秘解消に向けてツボ押しをしてみてください。