生姜風味のお味噌汁

体が温まる食材と聞くと、「生姜」を思い浮かべる人は多くいると思います。

すりおろしたり、刻んだりして料理に使えるほか、香りが良いので料理のアクセントと利用されることもあります。

生姜は腸活にも最適な食材で、料理に取り入れ摂取すると体を温める効果も発揮してくれるので、今回は簡単に作れる生姜を使った温活メニューをご紹介していきます。

生姜を食べるとなぜ温まるのかも一緒に解説していくので、腸活・温活をしている人は参考にしてみてください。

生姜風味のお味噌汁

生姜 味噌汁
生姜を使ったお味噌汁は、誰でも簡単に作ることができ食べやすく、中にいれる具材や味付けに使う味噌の種類を変えるなどすると、飽きにくくなるのでおすすめです。

【材料:4人分】
・じゃがいも:1個
・玉ねぎ:1個
・人参:4cm
・れんこん:4cm
・ねぎ:1本
・生姜:1片
・味噌:大さじ4
・だし汁:1000ml

野菜 食物繊維

【作り方】
①じゃがいもは皮を剥いて半月切り、玉ねぎはくし切り、人参とれんこんは皮を剥いて5mm幅のイチョウ切りにする。
②鍋にだし汁とじゃがいも、玉ねぎ、人参、れんこんを入れて火にかけ、柔らかくなるまで煮る。
③ねぎは斜め細切りにし、生姜は皮を剥いてすりおろしておく。
④灰汁が出たら取り除き、野菜が柔らかくなったらねぎを加える。
⑥味噌を溶かし入れて煮立つ直前で火を止め、器に盛り生姜をのせたら完成。

中の具材に、根菜などの野菜をれることによって、沢山の食物繊維を摂取することができるので便秘解消にも効果が期待できます。

便秘が改善され、腸内が綺麗になると体の代謝量がアップするので、ダイエットをしている人は是非こちらのレシピを試してみてください。

生姜 効果

生姜を加熱することでショウガオールは作られるので、体の芯から温まりたい場合には生姜を取り入れたメニューを作って食べるのがおすすめです。

生姜は古くから血行促進作用や殺菌作用など効果・効能が高い食材として知られていて、様々な料理に加えることができます。

温活・腸活に役立つ生姜を使ったお味噌汁のレシピで、生姜を上手に取り入れ身体の調子を整えていきましょう。

生姜を食べるとなんで温まるの?

生姜 温まる なぜ

体の芯から寒く感じる冬場になると、体が温まる食材を用いて料理をしたいと思うことが多くなってきます。

また、暖かい時期でもエアコンで寒くなってしまったり、風邪をひきやすくなった、など様々な理由で温活メニューを取り入れることがあると思います。

そこで頻繁に取り入れられる食材が生姜となりますが、なぜ生姜には体を温める作用があるのでしょうか?

生姜で「本当に体が温まるのか」と疑問を抱いている人も多くいるので、ここから生姜が体を温めてくれる仕組みを解説していきます。

生姜に含まれる「ショウガオール」という成分が、胃腸など体の内側を刺激することによって燃焼効果を高め、熱を作り出すので体が温まるのです。

即効性があるのではなく、じわじわと体中に広がるように温まっていくので、午前中に感じるつらい冷えを解消するには、朝にショウガオールを摂取するとよいでしょう。

冷えが体に与える影響

冷え 影響

男女問わず体の冷えに悩んでいる人は多いと思いますが、「寒い」と感じると、人間の体は冷えによって筋肉が緊張して縮こまってしまいます。

緊張により筋肉が縮んで硬くなってしまうと血液がスムーズに流れなくなり、酸素や栄養が体のすみずみまで十分に行きわたらなくなります。

そうなると、手足などの末端にも血流が届きにくくなり血管も収縮してより冷えてしまうという悪循環になってしまうのです。

冷えが原因で起こる体の不調には、以下のようなものがあります。

・手足が冷え寝つきが悪くなる
・肩こりの悪化
・頭痛
・足のむくみ
・肌荒れ
・自律神経の乱れ、など

病院に行くほどではない体のプチ不調に悩んでいるとしたら、その原因は「冷え」にあるかもしれません。

冷えを解消するためには、体を内側から温める必要があるので、体が温まる生姜を食べることは冷えを改善する効果が期待できるのです。

腸が冷えるとどうなる

腸 冷える
腸は筋肉でできているので、消化活動がきちんと行われるなど、腸の筋肉が活発に動くことで体の中に熱が生まれ全体が温まります。

腸が冷えると自覚症状がなく気づきにくいのでで放っておいてしまうことが多く、そうすると腸の筋肉の動きが鈍くなり、熱が発生しにくくなるので全身の冷えに繋がってしまいます。

また、腸の活動がきちんと行われずに、腸内環境が乱れて便秘になると、体の代謝が落ち痩せにくい体質になってしまうので、ダイエットをしている人にも悪影響です。

腸を温めるには体を温めて全身の血液の流れをよくし、腸の血流を増やすことが重要となります。

温活による理想の体温

温活 体温

「温活」とは、冷えを取り除くために体を温め、平熱を上げる活動です。

理想の平熱は36.5~37℃といわれ、これは新陳代謝の活性が促され、心身が健康に過ごせる体温と言われています。

現代人はストレスや運動不足、エアコンの普及などが原因となり36℃以下の平熱という人も多くいます。

温活で平熱を上げると、以下のような不調を解消してくれる効果が期待できます。

・免疫力が上がる
・代謝が促進され瘦せやすくなる
・肩こり・頭痛の改善
・妊娠に必要な器官・機能の働きが正常化する、など

温活をはじめたからと言って、いきなり体温が上がるわけではなく、効果が感じられるまでにはある程度の期間が必要となります。

また、毎日の食事、生活習慣の改善を続けていくことでで効果が得られるため、それらを習慣化して長い目で取り組むことが大切です。

生姜の効果について

生姜 効果

体を温める食材にはさまざまなものがありますが、その中でも生姜は定番の食材と言われています。

冷え解消、老化防止、ダイエット効果などの他に、発汗作用、鎮咳作用といった風邪の諸症状を緩和する働きがあるので、風邪の引きはじめには生姜湯を飲むとよいとされています。

また、体を温め血行を促すことによって発生する鎮痛作用には、風邪を引いた時の体の節々の痛みや、冷えからくる関節炎などにも効果があると言われています。

風邪を悪化させない効果が期待できる、と言われている成分は「ジンゲロール」「ジンゲロン」「ショウガオール」となり、それぞれの効果は以下の通りになります。

・ジンゲロール
のどの痛みなどに効く殺菌作用
・ジンゲロン
体を温め免疫力を上げる効果
・ショウガオール
胃腸の働きを活発にする効果

特にショウガオールは体を内側から温める効果が期待できるので、冷えによって滞りがちになった血流をよくして、体のすみずみまで血液を行き渡らせることができます。

生姜は美容にも健康にもよい効果が期待できるので、積極的に食べるとよいでしょう。

体を温める「温活」をすることは、腸の冷えを取る効果があり、冷えがとれると腸の活動が活性になり、腸内環境がよくなる効果が期待できます。

体を温めるには、日々の食生活、生活習慣を整えることを続けることがポイントなので、効果が実感できないからといってすぐに諦めずに、継続して取り組んでいくことが大切になります。

誰でも簡単に温活することができる、体を芯から温める作用のある生姜を使ったレシピをご紹介しましたが、とても簡単にできるメニューなので、腸活・温活をしている人はぜひ試してみてください。

体を温める食材を使った料理を作って、腸に優しい生活をしていきましょう。

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