人参と玉ねぎのピリ辛トマ玉スープ

「冷えは万病のもと」と昔からいわれるように、冷えは体の不調を引き起こす原因となり、冷えからくる血行不良は、代謝の低下やむくみ、肌あれなどを引き起こし美容面から見てもマイナスです。

そこで注目したいのが、体を温める活動をし平均体温を高める「温活」です。

しかし、健康のために腸活や温活のために対策を続けていても、「何となく効果がない気がする」、「本当に効果的な方法なのか分からない」などと感じ、困っている人もなかにはいるでしょう。

そこで今回は、腸活に有効な温活を食卓に取り入れて始めることができる、「にんじん」を使った温活スープレシピをご紹介していきます。

人参と玉ねぎのピリ辛トマ玉スープ

人参 玉ねぎ ピリ辛 トマト 卵 スープ

【材料:4人分】
・トマト:2個
・にんじん:1本
・しめじ:1パック
・玉ねぎ:1個
・卵:2個
◎ケチャップ:大さじ2
◎鶏がらスープの素:大さじ2
◎豆板醤:小さじ2


にんじん

【作り方】
①にんじんは細切、玉ねぎは薄切りにします。
②トマトは角切りにします。
③しめじは石づきを取って子房にわける。
④鍋に水と野菜を入れ煮込む。
⑤野菜が柔らかくなったら◎の調味料を加える。
⑥調味料を加えた後2分程度煮込む。
⑦溶き卵を作り、鍋に回し入れる。
⑧卵に火が通ったら完成

辛い物が好きであれば、豆板醤を自分の好みの辛さまで増やしてもおいしく召し上がれますし、野菜はレシピとおりではなく自分の好きなものを選んでいれるのもおすすめです。

温活のために食卓にスープを取り入れよう

温活 スープ

靴下を履いたり、腹巻をしたり、厚着をしたりなど、外側からケアをして温活に取り組んでいる人も多いですが、体の内側からもケアをして温活をスタートさせてみませんか?

野菜やスパイスなど、様々な食材に体を温める作用がありますが、毎日料理をするのは手間がかかる、といった理由で、健康のために野菜を摂取したいけどあまり食べられずに、結局野菜ジュースに頼ってしまう人も多いと思います。

そんな時には、簡単に作れるスープを飲むことで心も体も温めることができるので、温かいスープを食卓に取り入れて温活を続けていくとよいでしょう。

「冷え」が与える体にあたえる影響

冷え 影響

冷えは体の血流が滞っているため起こり、冷えを放っておいてしまうと以下のような不調が起こりやすくなります。

・慢性的なだるさ・疲労感
・頭痛
・便秘・下痢
・月経不順
・不眠
・肩こり・腰痛
・食欲不振
・むくみ、など

また、冷えをきっかけに起こる病気には、アレルギー性鼻炎、膀胱炎、免疫機能に異常が起こる膠原病などがあげられます。

子宮内膜症や甲状腺機能低下症といった病気では、症状のひとつに「冷え」があげられるので、たかが冷えと甘く考えず、放っておかないことが大切です。

冷えによる精神面の不調

メンタル 不調 冷え

体が冷えることにより「イライラを感じやすくなってしまう」という精神面の不調が起こります。

冷えることによってストレスが溜まっていき、自律神経のバランスが崩れ交感神経ばかりが優位に働くようになってしまうと、血液がドロドロになったり筋肉の硬直化が進みます。

筋肉が硬くなると血行が悪くなってしまい、血液が体中に行き渡らなくなって冷え性が悪化してしまうので、「ただの冷え性」と軽く考えずに、意識的に血行を改善するよう心がけるとよいでしょう。

冷えが招く睡眠不足

冷え 睡眠不足

人間の体温は上がったり下がったりするのにリズムがあり、日中は活動的になるので体温も上昇し、夜になると体内に溜まった熱を手足から放出するので体温は下がっていきます。

この、体温が下がるタイミングが「眠くなる」状態で、徐々に頭も体も眠りの体勢に入っていくのです。

冷えに悩んでいる人は体温の変動リズムが乱れているので、日中に体温上がらないまま夜になってしまうと、これ以上体温が下がらないようにするために熱の発散が抑えられてしまうのです。

本来なら体温が変動して眠気が起こるのですが、体温の変動がないため眠くならず、結果、眠りが浅い充分な睡眠がとれていない状態となってしまうのです。

ダイエットには体温が重要

ダイエット 体温

体温が1℃上がると、免疫力に関わる白血球の活動が3~5倍、代謝が12%上がるとされています。

ダイエットの成功には摂取した食べ物を代謝させることが重要ですが、代謝は計ることができず数値で確認が出来ないため、体温を上げることをひとつの目安にするとよいでしょう。

食事で摂取した栄養がしっかり消化吸収されると、体の中の血流が整い内臓機能が向上するので不要なものを排出することができ、さらには免疫力の向上も期待できるようになります。

そのため、温活をし体温を上げるという事は健康面でのメリットが非常に多いといえます。

腸を温め痩せ体質に

腸 温める

朝はバタバタしていて、朝食をとらないという人も多いと思いますが、朝食をとらないと体温がすぐには上がらず、低体温となってしまいます。

朝は腸の活動が活発なのでこの時間に食事をとらないと便秘がちになったり、低体温になって代謝が鈍って太りやすい体質になってしまうなどのリスクが発生します。

温かいスープだったら、忙しい朝でもカップにそそぐだけで簡単に食べることができ、さらに腸や体の中を温めることもできます。

スープは一度で沢山作り、ジップロックなどにいれて冷凍してストックをしておくと温めるだけで食べられるので便利です。

スープはダイエットに最適

スープ ダイエット 最適

ダイエット中に陥りがちな失敗として、カロリーを気にして同じものばかり食べ過ぎてしまって、栄養のバランスが偏ってしまうことがあげられます。

栄養バランスが偏ったままダイエットに成功して体重が減ったとしても、体調を崩してしまっては元も子もありません。

スープなら沢山の野菜を入れて作れば、ひと皿でバランスのよい栄養を取ることができるうえ、体が温まって冷えも防ぐことができます。

スープの温度は65℃が決めて!

スープ 温度

冷え症の人の辛さのひとつに、一旦手足の先が冷え切ってしまうとなかなか温まらないことがあげられます。

そんな時、温かいスープを飲むということは体を内側からぽかぽかと温めたり、手足の抹消の冷えにも効果を発揮してくれます。

スープを飲む時には、温度を気にするとより温活に効果があり、温活に最適なスープの温度は65℃といわれています。

65℃のスープを飲んだあと足先の温度をはかったら、飲んだ後に足先の温度が2℃以上あがったり、その後の温度の下降も緩やかであるとの実験結果が出ています。

スープの仕上げにはオリーブオイルがおすすめ

オリーブオイル

オリーブオイルは腸活に最適なアイテムで、もうすでに毎日オリーブオイルを飲んでいる人もいると思いますが、オイルをそのまま飲むのは抵抗を感じ、苦手意識を持っている人もいます。

そんな時にはスープの仕上げにオリーブオイルをかけてみるとよいでしょう。

オリーブオイルは、上記でご紹介したスープの他にも様々なスープと組み合わせることが可能なので、腸のなかに蓄積している老廃物の排出を促すためにもぜひ試してみてください。

温かいスープは、体を温めるだけではなく心も温まり癒されますし、スープにすることで生のままでは食べれない量の野菜を摂取する事もできるので、野菜不足を感じている人にも最適です。

体を温める食材の摂取を積極的に行うことは腸によい影響を与えます。

また、にんじんは血液の循環を良く作用を持っているので、食べることで血流が良くなり冷えの改善を目指すことができます。

今回ご紹介したレシピをきっかけに、毎日の生活にスープを取り入れて冷え知らずの体を目指していきましょう。

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