干ししいたけ麹
腸内フローラを整えて美しい腸を目指すためにも食生活に気を付けることは重要なポイントです。
肉類や魚介類、乳製品など、動物性たんぱく質や脂質を多く摂っていれば悪玉菌が増えて腸内環境はどんどん悪化してしまいます。
善玉菌を増やすためにも、腸に良い影響を与える食材を使用した料理を積極的に摂取していくことが大切です。
そこで今回は、腸活におすすめの「干ししいたけ」をピックアップして、おすすめのレシピや含まれている栄養素などをご紹介していきます。
腸活に興味のある人は、ぜひ参考にしてください。
干ししいたけ麹
まずは、腸活におすすめの干ししいたけを活用したレシピをご紹介します。
腸を元気にするために欠かせない、発酵食品の麹を使っているレシピなので美腸を目指している人には最適です。
・干ししいたけ:5g
・乾燥米麹:50g
・塩:10g
・水:200ml
・水:30~45ml
①干ししいたけをビニール袋入る。
②綿棒で叩いて細かく砕く。
③ボウルに米麹と塩をいれる。
④①の干ししいたけを入れて混せる。
⑤2のボウルに水200mlを加えて手混ぜる。
⑥ラップをして20~25度の室温発酵させる。
※発酵時間は8~10時間程度
⑦とろみが出たら完成。
清潔な保存容器に移して、麹が浸るくらいの水30~45mlを入れ、蓋をして密閉し保管してください。
冷蔵保存で1週間程度日持ちしますし、日を重ねるごとに甘みやとろみが増すので食べやすくなります。
干ししいたけ麹の活用方法
腸活に最適の「干ししいたけ麹」は、とても簡単で手軽にできるレシピです。
麹の持つ酵素の力は、お肉を柔らかくする働きがあるので、お肉を焼く際のタレとして使用するのも良いですし、お刺身と合わせてカルパッチョ風にしても美味しく召し上がれます。
その他にも、醤油のかわりに冷奴やお浸し、お刺身に付けて食べたり、温野菜や生野菜にかけるとドレッシングとしても活用できます。
工夫次第で毎日飽きずに食べることができるので、自分なりの美味しい食べ方を見つけて、美味しく楽しく腸活を進めましょう。
干ししいたけはなぜ腸活におすすめなの?
なぜ、干ししいたけが腸活に向いている食材であるのか解説していきます。
美腸になるためには便秘は大敵ですが、そんな便秘を解消する作用を持っているのが干ししいたけなのです。
干ししいたけには食物繊維が含まれていますが、それは不溶性食物繊維となり保水性が高いという特徴を持っています。
慢性的な便秘に悩んでいる人ほど、積極的に摂取したい食材といえます。
干ししいたけには色々な栄養がたくさん含まれている!
食物繊維が豊富に含まれている干ししいたけですが、その他にもたくさんの栄養素を含んでいることをご存じですか?
ここでは、干ししいたけに含まれている栄養素について解説していきます。
生しいたけと比較すると栄養素が格段にアップ!
生しいたけと干ししいたけの栄養素は同じだと考えている人も多いですが、実は干ししいたけの方が栄養素の含有量は格段に多いのです。
100gあたりのそれぞれに含まれる栄養素を以下でご紹介いたします。
・食物繊維:4.2g
・カリウム:270mg
・ビタミンD:0.4μg
・葉酸:75μg
◆干ししいたけ
・食物繊維:41.0g
・カリウム:2100g
・ビタミンD:12.7μg
・葉酸:240μg
比べてみると同じ栄養素でも、干ししいたけは、生しいたけの何倍も多く含まれており、干すだけでこんなにも栄養価がアップすることに驚く人は多いです。
少しでも栄養のある食材を摂取したいと考えているのなら、いつもの料理に干ししいたけをプラスしてみてはいかがですか?
カリウムの効果
カリウムは体にとって必要不可欠なミネラルの一種で、1日の摂取基準が以下のように設けられています。
女性:1,600g
カリウムの効果としては、血圧を下げる働きや老廃物排出のサポートなど、健康維持にとって役立つ作用があります。
ビタミンDの効果
干ししいたけには多くのビタミンDが含まれており、ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあるので骨の成長に欠かせない栄養素となります。
カルシウムは排出されやすい栄養なので、毎日牛乳やヨーグルトなどでカルシウムを摂取する場合は、吸収を助ける作用を持つビタミンDと一緒に摂ることが大切です。
葉酸
水溶性のビタミンB郡の一種でもある葉酸は、細胞の生産や再生を助ける働きを持っています。
食べ物では、なかなか摂りにくい栄養素なので干ししいたけをうまく活用して、たくさんの栄養を摂取したい妊娠期間を乗り越えていきましょう。
干ししいたけの正しい戻し方
豊かな香りで料理の風味を増すことができる干ししいたけですが、調理の際には水で戻してから使うことが多いです。
しかし、どういった方法が最適なのか疑問に感じている人もいるとおもいますので、ここから干ししいたけの正しい戻し方についてご紹介していきます。
冷水を使ってゆっくり戻す方法
旨味を引き出すためにも、冷水を使って時間をかけて戻す方法が最も干ししいたけを美味しく食べられる方法となります。
②ボウルや深めのお皿に入れる。
②干ししいたけがかぶる程度の冷水に浸す。
※この時かさを上向きにする
③落とし蓋状にラップをする。
④冷蔵庫に入れて4~5時間程度置く。
しいたけが肉厚の場合は、もう少し長い時間置くとよいですし、時間があれば調理をする前日から作業を始めることをおすすめします。
時間がない時は電子レンジで戻せる!
調理までに時間がない時には、電子レンジを活用すると短い時間で干ししいたけを戻すことができます。
※かさを上向きにする
②しいたけがかぶる程度の水を入れる。
③ラップをして常温で10分ほど置く。
③10分後、電子レンジ600Wで温める。
※20秒程度
④終わったらラップしたまま常温に置く。
干ししいたけのなかには、薄くスライスされたものも販売されており、丸ごとの干ししいたけよりも短時間で戻るので時短をしたい場合は活用してみましょう。
戻し汁は捨てないこと!
干ししいたけを戻した後、戻し汁を捨ててしまう人もいますが、干ししいたけの戻し汁にはうまみ成分がたっぷりと残っています。
出汁としてお味噌汁やスープとして活用するだけではなく、炒め物の際に使用しても良いですし、使うことでコクも加わるのでワンランクアップした料理に変身します。
干ししいたけを調理で使用する際には、上記でご紹介した、干ししいたけの正しい戻し方を参考に、日々の料理に活用してみてください。
腸活に最適なレシピ「干ししいたけ麹」をご紹介しましたが、こちらは栄養素が豊富に含まれているので、積極的に摂取すると健康維持や健康促進にも役立つでしょう。
また、干ししいたけ麹は様々な料理にアレンジできるので、食べ続けても飽きにくく、長いスパンで腸活を続けることができます。
干ししいたけ麹を食べることで、腸活のためになる栄養素を存分に補って綺麗な腸内を目指しましょう。