鮭の南蛮漬け

冷えは、不眠や頻尿、肩こりや頭痛、疲労感など、体の様々な不調を招きます。

こうした症状を改善するためにも、温活が注目されていますが、温活は腸活にも深い関わりがあるのです。

体が冷えてしまうと、腸の働きも鈍くなってしまうので便秘や下痢といった症状を引き起こしてしまいます。

冷えを招かないためには、温かい食事や飲み物を摂取し、疲れやストレスをためない生活を続けることが大切です。

冷え 温活

また、適度な運動も効果的となります。

しかし、適度な運動を毎日続けるには、時間も体力も必要となるので運動が苦手な人にとっては難しく感じてしまいます。

こういったときに、食事を温活に適したメニューに変えてあげることで、腸にも優しい生活を送ることができます。

そこで今回は、温活に適していると言われている「鮭」を使ったメニューをご紹介しますので、腸活・温活をスタートしようと考えている人は参考にしてください。

鮭の南蛮漬け

鮭 南蛮漬け

南蛮漬けは作り置きに最適なので、多めに作って数日にわけて食べることもできる便利メニューです。

ご紹介するレシピでは、簡単に作ることができるので是非チャレンジしてみてください。

【材料:2人分】
・生鮭:2切れ
・人参:60g
・玉ねぎ:1/2個
・ピーマン:1個
・塩コショウ:適量
◎醤油:大さじ3
◎だし醤油:大さじ1
◎みりん:大さじ1
◎酢:大さじ2
◎砂糖:大さじ2
・小麦粉:適量
・オリーブオイル:適量


鮭 南蛮漬け レシピ

【作り方】
①鮭は食べやすい大きさに切ります。
②鮭に塩コショウをし、小麦粉を全体的にまぶしましょう。
③人参、玉ねぎ、ピーマンは細切りにし、塩をひとつまみふりかけて500Wのレンジで1分30秒加熱してください。
④フライパンに◎の調味料を入れて火にかけます。
⑤3の野菜に4をかけて混ぜ合わせましょう。
⑥フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、鮭を焼きます。
⑦5のなかに火の通った熱いままの鮭を投入し、30分程度置いておきます。
⑧器に盛り付けて完成です。

よく味を染み込ませるためには、鮭が熱いまま調味料のなかに入れるとよいでしょう。

お酢の酸っぱさで食欲が刺激されるため、暑い夏などの食欲が湧きにくい時にもおすすめのメニューとなります。

鮭はなぜ温活に良い食材なの?

鮭 温活 効果

体を温める食材と聞くと「生姜」や「辛い物」などをイメージする人は多いと思いますが、これらは、独特の風味や辛味が苦手で敬遠している人もいます。

そういった人たちには「鮭」の摂取をおすすめします。

鮭は世界の漁獲量の約1/3が日本で消費されているほど、日本人には馴染みのある魚です。

ヘルシーで体に良さそうな「鮭」が、温活になぜ適しているのかというと、それには「ビタミン」が関係しています。

鮭 栄養素

鮭には、アスタキサンチンやDHA、EPAなど、様々な栄養素が含まれているスーパーフードです。

それに加えて、ビタミンAやビタミンB、ビタミンCやビタミンEなど、あらゆるビタミンも豊富にあります。

ビタミンと聞くとお肌に良さそうなイメージがあるでしょうが、ビタミンBやビタミンEには血行促進作用もあるのです。

血行が悪いと冷えを起こしてしまうことは多くの人が知っているでしょう。

そこで、ビタミンBやEが豊富な鮭を摂取することで、血行が促され腸に良い影響を与えのです。

焼いたり蒸したりと様々な調理法があるので、色々な料理を楽しみながら温活を続けることができます。

鮭に含まれる栄養成分

鮭 栄養

鮭に豊富に含まれる栄養素はビタミン類、強い抗酸化作用のあるアスタキサンチン、DHAやEPAなどになります。

鮭から摂取できる代表的なビタミン類は以下となります。

・ビタミンB群
・ビタミンA
・ビタミンC
・ビタミンD
・ビタミンE、など

ビタミンには水溶性と溶性の2種類がありますが、ビタミンB群とビタミンCは、水溶性ビタミンとなります。

ビタミンB群にはビタミンBlや B2、B6、B12などの種類がありますが、ビタミンB1は、糖質を分解するために必要となる栄養素です。

また、ビタミンB2は糖質や脂質、たんぱく質の代謝を促しネルギーに変換する重要な役割があります。

ビタミンCはコラーゲンの生成と密接に関わるので皮膚や粘膜の健康を維持してくれますし、活性酸素から細胞を守ってくれる働きもあるのです。

必須脂肪酸

さらに、鮭に含まれる特徴的な栄養素に、DHAやEPAが挙げられますが、DHAとEPAは「必須脂肪酸」という栄養素の一つとなります。

脂肪酸は大きく分けると「非必須脂肪酸」と「必須脂肪酸」のいずれかに分類され、非必須脂肪酸は体内で作ることができますが、必須脂肪酸は体内で作ることができないので食べ物から摂取する必要があります。

必須脂肪酸となるDHAとEPAは魚類に多く含まれていて、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす効果が期待できることから、糖尿病や心臓病などの予防にも効果的です。

鮭の栄養に期待できる効果

鮭 期待できる効果

鮭に含まれる栄養成分には美容や健康に効果的なものがありますが、鮭を食べることで期待できる美容・健康効果を具体的に紹介していきます。

免疫力の向上

免疫力 向上

活性酸素とは、呼吸を行うことにより体内で生成される物質で高い殺菌力を持ち、体内に侵入した細菌やウイルスを排除する役目を果たしています。

しかし、ストレスなどの影響で活性酸素が体内に過剰に生成されてしまうと、正常な細胞まで攻撃してしまい免疫機能が低下してしまいます。

鮭に含まれるアスタキサンチンやビタミンC、ビタミンEなどは抗酸化作用に優れた栄養素となり、活性酸素を除去する働きが期待できるので免疫力の向上につながるのです。

記憶力の向上

記憶力 向上

鮭に含まれるDHAやEPAには脳細胞を活性化して記憶力を向上させる効果が期待されています。

DHAは脳や網膜に多く含まれているので、積極的に摂取すると脳内の神経細胞を活性化して情報伝達をスムーズにしてくれる栄養素となります。

EPAは脳を含めた体の血流を改善する効果があるので、脳機能の活性化を促進しますし、ビタミンDは脳内の神経細胞の保護やコントロールに欠かせない栄養素です。

そのため、ビタミンDを摂取するとアルツハイマーや認知症予防につながるといわれています。

老化の防止

老化防止 シミ そばかす

鮭に含まれるアスタキサンチンはメラニン色素を除去し、シミやそばかすの発生を防ぐ効果があるといわれています。

さらに、鮭には肌の新陳代謝を促すビタミンB6も含まれるので、メラニン色素が発生してもシミやそばかすとして定着する前に体外へ排出してくれるのです。

鮭の皮にはコラーゲンが豊富に含まれて、牛や豚などに含まれるコラーゲンよりも体内に吸収されやすいという特徴があります。

コラーゲンを摂取すると肌の水分量が向上し、潤いに満ちたハリのある肌を保つことができます。

精神面の疲労回復

精神疲労 回復

鮭に含まれるアスタキサンチンは精神面の疲労によい効果があるといわれています。

アスタキサンチンに関する情報提供を行う、アスタリールが行った臨床試験では、摂取すると精神的疲労が原因でおこる以下の症状が抑えられると報告されています。

・頭の回転力の低下
・集中力の低下
・意欲の低下
・イライラ感
・疲労によるミスの発生

アスタキサンチンの抗酸化作用は、体内に過剰に発生した活性酸素を取り除くので、肉体の疲労感の発生も抑さえることができます。

鮭を食べることは肉体・精神両面の疲労によい効果が期待できるのです。

栄養満点の鮭は温活や腸活に最適な食材です。

和食はもちろん洋食にもなる「鮭」は、様々な調理法でメニューのレパートリーを増やすことができるので、飽きずに食べ続けることができます。

さらに、ヘルシーなのでダイエットにも向いていると言えるので、自分の好きな方法で調理をして美味しく食べ、楽しみながら温活を続けてみてください。

その際には、上記でご紹介したレシピも参考にして色々なメニューに挑戦してみましょう。

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