新玉ねぎとひじきのサラダ
これからの時期は、美味しい野菜がどんどん出回ってきますが、その中の1つに新玉ねぎがあります。
新玉ねぎには、私たちの健康に嬉しい効果が期待できる成分が含まれていることから、注目されている野菜でもあるのです。
今回は、新玉ねぎを使ったおすすめのレシピ、普通の玉ねぎとの違い、新玉ねぎを調理する時のポイント、新玉ねぎに含まれている栄養素、新玉ねぎの選び方についてご紹介していきます。
美味しい新玉ねぎの魅力をぜひ再確認してみてください。
食物繊維をたっぷり摂取できる新玉ねぎとひじきのサラダ
まずは、食物繊維をたっぷりと摂取できるおすすめのレシピをご紹介します。
今回紹介するのは、新玉ねぎとひじきのサラダです。
・新玉ねぎ 50g
・乾燥ヒジキ 10g
・水菜 50g
・油揚げ 1/4枚
・ごま油 大さじ1
・塩 少々
・コショウ 少々
・すりごま 大さじ1
◎酢 大さじ2
◎醤油 大さじ1
◎砂糖 大さじ1
※◎は合わせ酢として使用する
①ひじきを水につけて戻しておく。
②油揚げをキッチンペーパーで挟む。
③②をペーパー挟んだまま電子レンジで20秒加熱。
④油揚げの表面の油を取って短冊に切る。
⑤新玉ねぎを薄切りにして10分くらい空気にさらす。
⑥切った玉ねぎ◎を混ぜた合わせ酢に漬けておく。
⑦ひじきをざるにあげ流水でよく洗い水気をきる。
⑧フライパンにごま油をしく。
⑨切った油揚げとひじきを入れる。
⑩⑨を歯ごたえが若干残る程度まで炒る。
⑪塩こしょうをふり⑩の粗熱がとれたら⑤に加える。
⑫⑪に3~4cmほどに切った水菜とすりごまを混ぜる。
⑬器に盛りつけ完成。
普通の玉ねぎとは何が違うの?
春になると、新玉ねぎが店頭に並ぶようになります。
季節を感じられる野菜の1つですが、玉ねぎと普通の玉ねぎがどのように違うのかみなさんはご存知ですか?
ここでは、新玉ねぎと普通の玉ねぎとの違いについてみていくことします。
新玉ねぎの特徴
新玉ねぎは、白玉ねぎと呼ばれている品種で収穫されるのは春だけなので、出荷時期もかなり限定的になってしまいます。
辛みが少ないことから、生食用としてサラダなどに使われることが多い食材です。
普通の玉ねぎの特徴
普通の玉ねぎは黄玉ねぎと呼ばれている品種で、品種によって旬の時期や産地によって収穫できる時期が異なるので、新玉ねぎとは違って1年を通して収穫することが可能となっています。
乾燥処理をされているため、新玉ねぎよりも水分量は少なめで辛みが強い傾向にあり、そのため生食よりも煮込み料理や炒め物といった料理に使われることが多くなっています。
新玉ねぎにはこんな栄養素が含まれている!
玉ねぎには、いろいろな栄養素が含まれていますが、数ある栄養素の中でも、私たちの健康に嬉しい効果が期待できる栄養素をピックアップしてご紹介しましょう。
硫化アリル
硫化アリルはアリシンとも呼ばれている栄養素です。
この栄養素は、血液が固まることを抑制する効果が期待できるので、血液をサラサラにしてくれる栄養素だと言えます。
それだけではなく、血糖値が上がることを抑えてくれる効果も期待できるため、中性脂肪やコレステロールの高さに悩んでいる人、糖尿病を予防したいと考えている人にもおすすめの食材です。
ケルセチン
ケルセチンは玉ねぎの渋み成分や色素を作り出している栄養素となり、ポリフェノールの一種なので、活性酸素を取り除いてくれる抗酸化作用が期待できます。
さらにケルセチンには、脂肪の吸収を抑えてくれる働きもあるのでダイエットにも効果的だと考えられています。
食物繊維
新玉ねぎにも普通の玉ねぎにも、食物繊維が豊富に含まれていますが、玉ねぎに含まれている食物繊維は不溶性と水溶性の2つの種類が存在します。
食物繊維がたっぷり含まれているので、便秘を改善へと導いてくれる効果も期待できますし、便秘が解消されれば腸内の老廃物を排出することにつながります。
さらに玉ねぎには、オリゴ糖も含まれていることから、腸内環境の改善にも役立つ食材だと言えます。
新玉ねぎを調理する時に知っておきたいポイント
新玉ねぎを調理して食べるのなら、より美味しく食べたいと思うものです。
この項目では、新玉ねぎを調理する時に知っておきたいポイントについてみていきます。
水にさらすのではなく空気にさらす
新玉ねぎを調理する際には、水ではなく空気にさらすようにするとよいでしょう。
なぜかというと、玉ねぎに含まれている栄養素のひとつの硫化アリルという成分は、水に溶けだしやすく揮発性が高いからです。
揮発性が高い成分なので空気にさらすことで、水にさらすよりも栄養素を損なうことなく辛みだけを抜くことができます。
ビタミンB1を含んでいる食材と一緒に食べる
玉ねぎに含まれている硫化アリルは、ビタミンB1と一緒に摂取すると疲労回復効果が期待できるので、ビタミンB1が含まれている食材と一緒に摂取するのがおすすめです。
豚肉やレバーにはビタミンB1が含まれているので、これらと玉ねぎを取り入れたレシピがあればつくってみてください。
加熱時間は短めにする
硫化アリルは熱に弱い栄養素なので、加熱するととその大半が失われてしまうので注意しなければいけません。
もし加熱したい場合は、さっとゆでるといったように加熱時間は短くした方が新玉ねぎの魅力をより感じられます。
新玉ねぎを選ぶ時のポイント
豊富な栄養が含まれている新玉ねぎを買うなら、美味しいものを選びたいと思う人が多いでしょう。
最後に、新玉ねぎを選ぶ時のポイントについて解説していきます。
円盤型のものを選ぶ
新玉ねぎの形は、野球ボールのように丸いものもありますが、それよりも円盤型のものがおすすめです。
大きさもできるだけ小さめを選んだ方が、よりその美味しさを感じられるので小さめで円盤型の玉ねぎを選んでみてください。
頭のあたりが茶色くなっていないか確認する
新玉ねぎコーナーを見て、頭のあたりが茶色くなっているものは、劣化している可能性が高いため避けるようにしてください。
状態が悪くなってきたら取り除かれるので、ほとんど店頭には置いてあることはないと思いますが、選ぶ時は注意してください。
重みがあって引き締まっている
ずっしりとした重みを感じることができる新玉ねぎは、水分が豊富に含まれている証拠です。
持ち比べてみて軽く感じる場合は、中身が傷んでいたり、空洞になっていたりする可能性があるので選ぶ際に比較してみると良いおいしい新玉ねぎを購入することができます。
春になると美味しい新玉ねぎが店頭に並び始めます。
新玉ねぎには豊富な栄養素が含まれているので、調理をする時に知っておきたいポイントなどを頭に入れておくと嬉しい効果がより期待できる可能性が高くなります。
これから新玉ねぎを買おうと考えている人は、ぜひ今回の記事を参考に選んだり、料理したりしてみてください。